3週前の同じ土曜日の朝、先行き不透明感からアドビ株をすべて売却したアドビーマンですが、その後の経済の大動乱はすさまじいものがありましたね。
過去形にしてはいけませんが、速報で日本時間3月14日の04:30頃
アメリカのトランプ大統領が国家非常事態宣言を発表し、様々な緊急対策を可能としました。ひとまず下げ止まり、収束に向かう方向となりました。(感染拡大の様子をみて、ついに本気になった?)
この影響を受けてダウは急騰。1985ドルの上昇を見せました。
ここからの一段下落はないのではないかと思います。
jp.advfn.comよりデータ引用
主力銘柄 大型銘柄と距離を置いた
売却後は、主力銘柄を中心にリセッションが来ると予想し、全然異なる銘柄に期待することにしました。
その結果、宇宙旅行銘柄のヴァージン・ギャラクティック(SPCE)に投資してきました。
がしかし、これがダウに連動しないと期待したものの期待を裏切り、しっかりダウに連られて下落。むしろ直近の高騰の反動もあり、平均以上に下げる形に。。
宇宙旅行なんて庶民にはそもそも関係のないレベルの話で、主力銘柄が順調であってこその銘柄なのでしょう。資本家は株価が上がらないと、沢山の資産を維持できない。その資金があるから、宇宙旅行にも行けるってもんですな。
- 【確信】主力銘柄がリセッション懸念の時に、マイナー銘柄が上がることはないw
メディアの変遷に注目する
そういった意味でも経済回復は待ち遠しいのですが、ここの所は下落、混乱が実態以上に酷いと感じます。メディアの煽りが過剰なのですね。視聴率を稼ぐために、より信頼されるメディア造りは完全に失われています。
メディアに流されないこと、違和感(=不満)を持ち続けることは重要であると考えます。
さて、当初は3月は現金比率50%を維持して、冷静に取引をしたいと宣言していましたが、ここのところの下落スピードの速さや、情報が高速化した現代社会に対応する必要があると感じました。
結果、宇宙旅行銘柄が下落し、ダウもナスダックも大幅に2日連続下落したその日、
レバレッジ3倍ETFである(TECL)を10000ドル分買付しました。
TECLを下落相場の最終局面で買う
Direxionデイリーテック株ブル3倍ETF(TECL)
株取引とは、安く買って高く売る行為だけだと言えます。一つ重要な要素を加えるとすれば、どれだけの量を買うか というのが最重要です。現金比率のコントロールですね。
今回、TECLは初めて取引しましたが
- 単価125ドルで買付
- 10,000ドル分買付
80株でちょうどいい数字になりました。この日はNY市場が史上最大の下げを更新した日で、TECLも大きく売られました。
NY時間なので普段は寝ている時間なのですが、夜中にふと目覚めた時に株価をチェックしておりました。
ヤバ過ぎる表情ですね(笑)
さすがに引けにかけて下げ幅を拡大し、2352ドルも下げるとはおもいませんでした。TECLも116ドルで取引を終え、早速含み損になっていました。
翌日、ダウは反動で戻すものの、700ドルとか、その程度で、前日の2300ドルの下落の1/3程度でうろうろしていました。そのタイミングでさらに購入。
もう、ここで現金余力は15%程度しかありませんでしたが、NISA枠の残りいっぱいで
TECLを追加購入しました。
NISAは手数料も無料なんですね。初めて認識しましたね。10万円分くらいの枠を使いTECLを122.9ドルで買付。
好調な相場の時は誰の言ってることも正しく感じ、誰でも儲けられるような錯覚さえ覚えますね。それは自分の買った株価よりも高値で買ってくれる人がいるため。
下落したり、反発したりの相場でこそ生きるのが資金の管理、資金配分。もっと偉そうに言えば投資術ですね。
簡単にざくっとですが、今回の暴落時に私がとった投資を紹介します(誰得かは知らん。自分のため)
フルインベ派は回れ右!これが資金配分だ
2月22日 | 99.5%の株式を売却(株0.5%) | |||
2月27日 | 25.2%分の株式買付(株25.7%) | |||
3月3日 | 22.1%分の株式買付(株47.8%) | |||
3月12日 | 21.2%分の株式買付(株69.0%) | |||
3月12日 | 21.0%分のTECL買付(株90.0%) | |||
3月14日 | 2.0%分のTECL買付(株92.0%) | |||
もう1つの指値は買えず。現金比率8% |
TECLを買う前はどんどん買い下がっていき損失も拡大している事が分かります。ただ一気に買うことはしません。市場の動き、混乱具合を見ながら少しづつ買いを入れていきます。
そして、過去の恐慌とそん色ないレベルが意識され始めた頃。また2日連続で1400ドル、2300ドルと下げた所で、余力は上図のとおり31%程度残っていましたから、ここで3倍ETFの買いを入れます。下落局面の最終局面で買うのは、さらに資産が減るリスクというのは最小で済みます。
最初からこれを買ってしまうと、身動きが取れない事になってしまいます。この資金配分については十分にイメージして買っていくべきだと思います。
最後におまけ程度の2%を買い増しして、とりあえずは反発しました。
収束やプラス転換はいつごろか
人の心理につけこみ動かしまくるのが相場ですから、人々の恐怖心はすぐには消えないでしょう。懐疑の中に育つ。という言葉があります。
予測しても無駄で外すでしょうから、ざくっと遠い目でアバウトに考えておきますと、投資家のマインドを含めた市況の回復までには年内いっぱいはかかると思います。ただこの時期をどのように考え対策するかはとても重要なのは言うまでもありません。
安く買い集めること。まずはこれが最重要。
自分がいくら安く買っても、時間が解決する事が多くあります。逆を言えば、自分がいくら安く買っても、時間でしか解決しない事があるのです。自分の力だけでは動かせないのが相場、なら、球数を増やすことに注力すべきですね。
短期でプラス転換を目指すのも、うれしくありません。できれば安値が続いて、そこで買付を多くすることで、その後の上昇。
時間軸がすべてを解決してくれた時に爆益となってくれればと思っています。
もう、相場を底をついたと思っているのか
はい、そう思っています。
さらに下落したらどうするのか
TECLを買えるだけ買い増していきます。
本当はアドビの決算発表について記事にしたかったのですが、個別銘柄の業績よりも何よりも相場全体で株価が決定される雰囲気。
まずはここの所の動きと対応についてアップしました。
ちなみにTECL1日だけで約30万円の含み益になってます。
1日単位で損益も動きまくる相場ですからね。なにとぞ、冷静にいきたいものです。