現在は大半の資産を米国株式に割り振っていますが、過去には日本株の優待銘柄もいくつか保有していました。その代表としてはるやまホールディングス(7416)について書きたいと思います。
はるやまホールディングス(7416)は西日本を中心に主に紳士服の製造販売をしています。株主優待と配当を行っており、その株主優待では買い物が割引になる割引券や、ネクタイまたはワイシャツ(女性はブラウス)の無料引換券が送付されます。
私が決算をまたいで保有したのは18年3月期のことで約7カ月間保有しました。
値上がり益は400円で、配当を一度・優待を一度受け取りました。
ちょうど、株価が1000円(10万円)あたりでした。
現在の株価は847円(84,700円)ですから、仮に継続保有していたら優待を受けられるメリットよりも株価下落による資産の毀損の方が激しいことになります。
直近の市況は好調であるにもかかわらず小売または地方の業績は思わしくないと言うことでしょうか。きめ細やかに株主優待を狙って投資するのは相当難しいなと感じました。
何より、株主優待を貰える事が目的になってしまい、投資に対する厳しいチェックが二の次になってしまうような。あのブロガーはこんなの貰ってる!自分も次回は!
なんて思ってしまうのは想像できます。自分も分かる。でも儲からないのも今は分かっている。
また、優待狙いを復活させるか
仕事をしている以上、ネクタイとワイシャツは消耗品ですので、また優待によって引き換えができるのであれば考えたいところです。
しかし国内の平均株価市況等に後押しされた今の株価(847円)が3月末においても継続できているのか、その点が不安です。1割株価が下がったら優待や配当など吹き飛んでしまいますからね。
なぜ、以前より株価が下がっているのか
優待銘柄は株価下落に強い。などと言いますが、ではなぜ、1,000円前後だった株価が今は847円になっているのか。
11月8日に発表された第二四半期の決算短信を見てみると
- 減収減益
- 赤字
であることがわかります。その中で株主の支持を維持するために配当を据え置き。また株主優待を継続していくのはもしかすると本音ではないかもしれません。
健全な経営のためには配当及び優待を考え直さないといけない。しかしマイナスイメージをもたれると更なる株主離れが加速する=株価が下落する。
難しい判断ですが、日本企業はそのような判断には甘いと思います。
またネクタイ無料で引換したいなぁ。
一瞬思いましたが、冷静に考えた結果以下のように結論付けました。
- 過去の取引は過去の取引で完結。またこの銘柄を買う事は、今のところない
- 人口減少社会でスーツなどの需要も減っていく市場
- 過去の取引は、「その時の市況、その時の自身の資産状況、思考による結果」であり、一度買ったことがあるからと言って安心してリピートしてはいけない。まったくの別物
と自分を律することにしました。
日本株は高値圏で買いが入れづらいように思えます。しかも100株単位でまとまった資金を個別銘柄に委ねる事になります。米国株は1株単位で買うことが出来ますので、こまやかに資金配分。マイナスになれば買い足しすることも自由です。
仮にアドビ(ADBE)が100株単位なら、309ドルの株を100株買うには30900ドルを準備しなければならず、いつの話や。。。ってなりますよね。
日本はここ最近、最小単元数を100株に統一する流れで来ましたが、そんなの株主優待やってるからだろ、と思いました。1株単位にして優待をやめれば、もっと自由に売買できるのになと思いました。
とか言いながらも20年3月期 ヤマダ電機とオリックスは優待貰います!(笑)
おい。